私たちの役割━救急室を訪れるあらゆる患者さんに対応すること━
救急車で搬入される患者さん、夜間や休日など時間外で来院する患者さん、普通に受診したけれど具合の悪い患者さん・・患者さんが"救急!"と思えば救急です。当部署は、救急車で搬入される場合も、歩いてこられる場合も、その程度に左右されず、まず医師の診察を行い帰宅が可能か、各専門科に引継ぐべきかどうかを判断します。
現場を出発できない救急車・彷徨う救急車を出さないために
一人でも多くの患者さんを受け入れること
当院での救急診療範囲で対応し、その後どうしても専門診療が必要な患者さんには適切に次の医療へとバトンタッチすることです。当院では消防機関で使用される高規格救急車にさらに高度な医療機器を装備し、様々な医療施設への搬送が可能です。
患者さん中心として、医療機関や消防機関など、各専門科をはじめ多くの関連部門との調整を行っています。平成19年の9月開院より1年間で5,000台の救急車を受け入れています。平成20年9月以降は450台/月の救急車を受け入れ、今後より多くの救急患者を収容できるよう救急処置室、後方病床の整備も行っています。平成20年9月からは鎌ケ谷市消防本部の救急救命士の病院実習を受け入れ、地域救急医療のコーディネートの役割も担っています。
『いつでも、どこでも、誰にでも』
当院では救急医療を提供することに病院全体で取り組んでいます。それは、各専門科の協力・支援・指導や、看護師、検査技師、放射線技師、薬剤師の努力ばかりでなく、救急優先で運営される病院方針にあります。様々な医療機器に対応する臨床工学技師、汗を光らせ患者さんに対応する看護師、徹夜で救急の患者さんに応接する事務当直、配食に応える栄養科など、すべての職員によって救急医療体制が築かれています。

地域の施設として
小さな子どもにも救急医療に触れてもらうために救急車の展覧も行っています。近年問題になっている救急車の不適切利用が軽減されるように時間をかけて生命の尊さを伝えています。
そして救急車の赤い光を見たときには「がんばって」と心で願えるようにと子供たちにメッセージを送っています。
ER型救急─集中治療の一括管理へ向けたシステム構築を推奨
当部ではERに救急搬送されてくる患者の対応を中心に行っています。
初期トリアージはもちろん重症患者に対応し、集中治療室へ継続した診療を提供しています。平成21年3月現在450件/月、年間5000件以上の救急搬送症例があります。
普及活動
緊急時に救急車、救急医療は大切な公共資源です。しかし我々は救急車に乗らないようにする予防医療にも積極的に取り組んでいます。年間を通して地域へ医療講演、救急車両の展示、地域イベントの参加を通して予防活動を行っています。またBLS、ACLS、ICLS、ISLS、JPTEC、ITLSなど救急医療に必要な知識、技術の取得にも積極的に取り組んでいます。
講演・普及活動実績 「大丈夫ですか?」は救急医療のスタートです。
上記をスローガンに各地で医療講演や救急医療に関する普及に積極的に活動しています。
- AHA
- インストラクターによるBLS ACLSの普及活動に協力
- JPTEC ITLS
- JPTEC関東に所属し「PTD」防ぎえた外傷死撲滅のための普及活動に協力
- 救急部インストラクターにより地域のコースにおいてプロバイダーを育成
- 医療講演
- 「心肺停止時の対処」
- 「AEDの使用に関して」
- 「熱中症への予防と対処」
- 「心臓震盪に関する医療講演」
- 「けが!こんな時どうしよう?」
- 東京国際大学人間社会学部の学生に対し救急医療に関する講義
- 湘央生命科学技術専門学校 湘央メディカルラリー 学生指導の協力
- 鎌ケ谷市倫理法人会 AEDの使用に関して
- ライダーのために…事故の対応・外傷処置・AED&CPRコース
- 白井地域 健康相談
- 鎌ヶ谷地域小学校小学生へ救急車の見学、体験乗車
- 県立柏中央高校PTA主催 教員、保護者、生徒に対して 心肺停止時の対処
- テレビ収録 サスケ2009 救護協力
各地でのメディカルラリーにも積極的に参加協力しています。
救急医療研究会では症例検討、研究などをおこなっています。
地域自治体に対して多くの医療講演を行っています。
医療講演などご希望の方は当院広報にご連絡ください。
救急医療研究会の発足
CPR&AED普及活動 「BLS(Basic Life Support=一次救命処置)」コース
米国では病院で仕事をする上で一次救命処置を行えることは必須と考えています。当院救急部でも緊急事態に「大丈夫ですか?」と自信を持って声をかけることができる第一歩の取り組みとして、BLSの普及に関して積極的に活動していました。救命の連鎖の中でも最重要視される部分を医療従事者としてより適切に行えるようにコース開催をしていましたが、コースの開催に関して協力が乏しく苦戦していました。
「生命の重要性」
この活動の必要性を理解した仲間が集まり、また救急医療に対して企業協力も得て最新機器、最新のBLSコースを開催していけるまでに成長しました。そしてNPO法人に付随した救急医療研究会を発足しました。院外の多くの方々の協力を得てコースを開催しています。循環器疾患を持つ家族、一般の方々、医療関係者のコース参加を積極的に募集しています。
一刻を争う救急医療の現場で「大丈夫ですか?」から始まる「BLS」。この大切な命のバトンを次へとつなぐためのトップランナーをコースにかかわるスタッフ全体で支えています。本年度は地域貢献のためにより多くのコースを開催していきます。
受講者には賞状とカードそして「鎌ケ谷総合病院BLS認定章」をお渡ししております。
「救命の連鎖」
「BLS(Basic Life Support=一次救命処置)」
担当
清水 義明
救急部部長
長岡 信
救急部副部長 看護師
加納 寛
副院長 循環器科部長
主催 NPO法人URJ 救急医療研究会 千葉CPR&AED普及活動



