人工関節手術には、特有の危険性が存在します。いかに安全に手術を行うか、そして、その予防のために最大限の努力やチームワークが必要となります。当センターでは、医師・看護師・理学療法士が一体となり予防に努めています。
術前に感染に対する危険性がないか検査を行います。とくに、糖尿病、ステロイド服用中の方には十分な注意が必要です。感染とは、創内に細菌が入ってしまう状態です。感染を生じてしまうと、抗生剤投与、洗浄などの手術が必要となります。感染を制御するには、以下の環境が重要となります。
| 設備 | バイオクリーンルーム(無菌手術室) 専用の手術着(宇宙服のような頭から足までの手術着)の使用 |
|---|---|
| 手術時間の短縮 | 人工関節手術に精通している医師と手術室看護師とのチームワーク |
| 早期離床 | MIS手術の導入により早期離床で免疫力を高めます。 |
| 抗生剤の使用 |
感染に対する対応も迅速に行えるように努めています。
血栓症とは、下肢に血の塊が出来ることです。以前には『エコノミークラス症候群』として、周知されてきました。腹部~下肢の手術は、血栓症を生じる可能性があります。その血栓が肺や心臓で詰まる(塞栓症)と生命の危険があります。実際には、塞栓症の危険性は0.1%以下ですが、その原因となる血栓症を生じないよう予防が必要といなります。
| 術前検査 | 手術前に超音波検査にて血栓がないか確認します。 |
|---|---|
| フットポンプの使用 (足の血流を作る器械) |
手術中・手術後に使用 |
| 弾性ストッキング | |
| 抗凝固療法 | 当センターでのデータに基づき、リスクの高い方に使用しています。 |
| 術後検査 | 術後にも超音波検査にて確認します。 |
| 早期離床 | MIS手術の導入により早期離床を行い血液循環を良くします。 |
血栓が生じた場合には、塞栓症予防として、抗凝固薬の投与や循環器科協力のもとフィルター留置も可能であり、他科との連携により発症を未然に防ぎます。
人工関節手術には出血が伴います。当センターでは、なるべく輸血をしない方針を持っています。
| 設備 | バイオクリーンルーム(無菌手術室) 専用の手術着(宇宙服のような頭から足までの手術着)の使用 |
|---|---|
| 手術時間の短縮 | 人工関節手術に精通している医師と手術室看護師とのチームワーク |
| 早期離床 | MIS手術の導入により早期離床で免疫力を高めます。 |
| 抗生剤の使用 |
手術後の採血検査にて経過をみます。造血剤の使用も行なっています。
人工関節は金属で出来ています。そのため、金属に対するアレルギーをお持ちの方の場合、手術後にアレルギー反応が生じる可能性があります。当センターでは、術前に金属アレルギー検査を行うことが可能です。
| 術前採血 | 人工関節で使用される金属とのアレルギー検査 (通常、3万円程度かかる検査ですが、当センターでは無料で行なっています。) |
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アレルギー検査でアレルギーを生じる可能性が高い場合には、セラミックを用いた人工関節手術を行なっています。
上記のように、当センターでは、最大限に予防に努めています。熟練したスタッフと最新設備、技術により、安全性の確保に努めています。
望月 猛











