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放射線診断科

放射線診断科では、レントゲンやマルチスライスCT、MRI、マンモグラフィーなどを使い、画像診断や検査を専門に行っております。当院では経験豊富な放射線技師が24時間常駐しており、治療で必要となる高精度の検査データを常時提供可能です。

放射線診断科では、レントゲンやマルチスライスCT、MRI、マンモグラフィーなどの医療機器を使用した検査を行っております。当院では経験豊富な放射線技師が24時間常駐しており、様々な診断や治療で必要となる高精度の検査結果を常時提供可能です。

CT 2台 PHILIPS Brilliance64
東芝Aquilion LB
MRI 1台 GE SIGMA EXITE HD ver.12
ANGIO 2台 PHILIPS Allura Xper FD10/10、FD20/10
MMG 1台 GE Senographe DS
DEXA 1台 GEヘルスケア・ジャパン PRODIGY-C
透視 1台 日立メディコ Versi Flex
治療 1台 Elekta Synergy Platform
その他 CR 2台
デンタル、パノラマ、ポータブル
フィルムレス運用、RIS接続(横河)

各装置のご紹介

レントゲン撮影とは

一般撮影(いわゆるレントゲン写真)は、1枚のフィルムの中に豊富な診断情報を提供できる撮影法であり、レントゲン博士によるX線発見以来最も古くかつ最も広く行われている基本的X線撮影法です。一般撮影は単純撮影を中心に使用頻度が高く、しかも対象範囲が広いのが特徴です。当院では一般撮影室を2部屋有しており、主に胸部・腹部・全身の骨等の撮影を行います。

レントゲン撮影画像

マルチスライスCTとは何か?

従来のCTと違い、マルチスライスCTでは1度に複数の断面を撮影できます。4列、8列、 16列と多列化が進むにつれて、1回に撮影できる範囲は広がり、息を止める時間も短くなってきました。最近登場した16列CT以降では広い範囲でも短時間の息止めを数回行うだけで検査が可能です。なお当院で稼働する64列CTでは、胸からお腹にかけての範囲を検査したとしても、約10秒程度の撮影で終了します。

マルチスライスCT

心臓の血管(冠動脈)の検査

心臓CT検査の際、16列マルチスライスCTの場合は息止めが25~30秒ほど必要ですが、当院の64列CTでは10秒程度の息止めで検査が可能です。また、今までのマルチスライスCTでは不整脈が少しでもあるとCTの画像が乱れてしまったり、心拍数が速すぎたり遅すぎたりすると、それだけで良い画像が取れなくなってしまうことが指摘されていました。当院に導入されている"Philips社製Brillance64"は、Beat to Beat Delay Algorithmというメカニズムを持った64列マルチスライスCTです。このBeat to Beat Delay Algorithmというメカニズムは、心拍が不整脈によって変化しても、それに追従してCTが機能するものです。このメカニズムにより心拍数が不整であったり、脈が速すぎたり遅すぎたりしても、ほぼ正確に冠動脈の狭窄度を検出することができます。

心臓3D画像 心臓3D画像
心臓3D画像

左前下行枝 左回旋枝 右冠動脈
左前下行枝 左回旋枝 右冠動脈
優れた検査性能~全身の精密スキャンが可能に~

当院のCTが優れているのは心臓CTだけではありません。頭から足先までほぼ全身の検査に対応しており、検査画像は迅速に各診療科へ提供されます。

胸部大動脈 腹部大動脈
胸部大動脈 腹部大動脈
下肢動脈 下肢動脈(MIP画像)
下肢動脈 下肢動脈(MIP画像)
甲状腺腫瘍 整形外科領域
甲状腺腫瘍 整形外科領域
歯科口腔外科領域  
歯科口腔外科領域  
磁気共鳴断層撮影装置(MRI)とは?

MRIとは、Magnetic Resonence Imagingの略で磁気共鳴断層撮影装置と言います。簡単に言いますと人体を強力な磁石の中にいれ、電波(RF)を人体に当てて人体から帰ってくる微弱な電波をアンテナで受診し、その微弱な電波をコンピュータで画像に変換する画像診断装置のことです。

身体への影響は一切ありません

MRIは、具体的には、人体内の水素原子核に電波を与え、そこから発生した電波を受信して画像化しますので、X線やγ線を使いません。つまり、これらの放射線による被ばくといったものがありませんので、放射線の影響を受けやすい部位の検査も安心して行うことができますし、体への影響がほとんどないために繰り返して検査を行うことが可能です。また、患者様は検査中ベッドに横になっているだけで身体の向きを変えることもなく、検査による苦痛もありません。

身体への影響は一切ありません

CTとMRIの違いとは?

特徴としては、X線検査では見られない脳・脊髄・椎間板・半月板・筋肉・腱・血管等が鮮明に写しだされます。そして、体のあらゆる角度の断面が得られるのとX線を用いないためX線被ばくすることがありません。わずかな病変も見逃さない画像が腫瘍などの早期発見にたいへん威力を発揮します。現在最新の医療機器として医療現場で注目されており今後ますます活躍の場がふえていく画像診断の最先端です。しかし、CT検査に比べ検査時間が長く、また磁石を使用しておりますのでペースメーカー等体内に金属を使用している方は検査が出来ませんので事前に担当医または担当技師にお知らせください。また、脳動脈瘤クリップや人工関節など、体に金属を埋め込む手術を受けられた方や妊婦、または妊娠している可能性がある方、閉所恐怖症など、狭いところが苦手な方も必ず事前に担当医または担当技師にお知らせください。

頭部CT画像 頭部MRI画像(DWI) 脳血管MRA
頭部CT画像 頭部MRI画像(DWI) 脳血管MRA

上の3つの画像は同一患者様が同時期に検査を施行された症例で、診断された病名は脳梗塞です。CT画像でははっきり判らない梗塞部位もMRI画像であれば白くはっきりと写し出されます。またMRAの画像では、梗塞部位にあたる血管が写っていないのが判ります。これは血管がつまって血液の流れが悪い事を示しています。このように、CT画像では描出しにくいものであっても、MRIであれば写し出すことが可能です。

また下の画像のように、頭部だけではなく全身のあらゆる部位が検査の適応となります。

頸部脊柱管狭窄症 大動脈~頸部動脈MRA
頸部脊柱管狭窄症 大動脈~頸部動脈MRA
膝関節MRI 乳腺MRI
膝関節MRI 乳腺MRI
肝臓EOB 動脈相 肝臓 EOB 15分
肝臓EOB 動脈相 肝臓 EOB 15分
乳房撮影(マンモグラフィー)とは?

乳房は乳腺(乳管や結合組織など)と脂肪で構成されています。乳腺は年齢で変化し、また個人差があります。左右の乳房を比較して診断をするため、両乳房に同じ撮影を行います。それらの組織を正確に判断できるように手で引き伸ばし、機械で圧迫して、乳房の厚さを均等にして撮影を行います。圧迫による痛みを伴いますが、癌を発見しやすい写真が撮れます。

今なぜ"乳がん"なのか?

アメリカでは現在、全女性の8人にひとりが一生の間に乳がんになると言われていますが、日本では欧米に比べかなり少なく、20人にひとりだといわれています。10年前のデータで言えば、日本の乳がん罹患率は10万人対で37人で先進国の中では最低です。しかし、最近の傾向は喜ばしいものではありません。

アメリカやイギリスでは国を挙げてマンモグラフィー(乳房Ⅹ線撮影)検診など乳がん対策に取り組んでいます。その結果、罹患率はまだ高いのですが、両国の乳がん死亡率は1985年以降から下降に転じています。ところが日本では、死亡率・罹患率ともに右肩上がりが続いていて、現在は毎年約3万5千人以上の人が乳がんにかかり、亡くなる人も1万人を超えています。今や乳がんは、日本の女性が最もかかりやすいがんであり、30代に入ると、子宮がんよりも乳がんの方が何倍も確率が高くなるのです。

罹患者数: 国立がんセンターがん対策情報センターより 死亡者数: 厚生労働省 「人口動態調査」 より
罹患者数: 国立がんセンターがん対策情報センターより
死亡者数: 厚生労働省 「人口動態調査」 より

定期検診で早期発見を!

残念ながら乳がんの予防方法はありませんが、早期なら約90%が治ります。決して恐い病気ではありません。早期発見のために自己検診やマンモグラフィーなどによる定期検診が大切です。

乳がん
乳がん

乳腺の石灰化
乳腺の石灰化

骨粗しょう症の検査
~骨塩定量検査で骨の密度を測りましょう~

骨密度測定装置

骨の量がもともと少ない人や、減り方が激しい人は早く治療することで骨粗しょう症の進行を防ぐことができます。また、近年では骨粗しょう症を治療する薬も開発されていますので、より早期発見、早期治療が大切です。

どんな病気なの?

骨粗しょう症は、長年の生活習慣などにより骨がスカスカになって弱くなる病気です。骨粗しょう症になっても、最初は何の症状もありませんが、そのうち腰や背中が痛くなったり、曲がったりしてきます。ひどくなると骨折を起こして寝たきりの原因にもなります。

寝たきりの原因の第1位が脳卒中、第2位が老衰、第3位が骨粗しょう症による骨折であることから、高齢社会が抱える問題のひとつとなっています。

骨が減ってしまう原因は?

骨は固いので、一度つくられると変化しないようにみえますが、実際は絶えず活発な新陳代謝をしています。身体の細胞と同じで、丈夫でしなやかな骨を保つためには、古い骨を壊し、たえず新しい骨に作り変える必要があるのです。これを骨代謝といいます。

ところが、骨のもとになるカルシウムの摂取が不足したり、身体が老化して骨をつくるためのホルモンが不足してくると、骨をつくる量よりも骨を壊す量のほうが多くなります。こうして骨からカルシウムが徐々に減り、骨がスカスカになっていきます。

早期発見のために

骨粗しょう症が病気として診断されるのは骨密度検診などで問診や骨量測定をしてはじめて・・・という場合が多いようです。他の病気と一番違うのは「自覚症状がない」ことです。骨が痛いということはなく進行していき、何かの拍子に折れてしまうという点が一番やっかいな病気です。
すべての年齢に当てはまることですが、予防に勝る治療はありません。気が付いた時に始めるのが一番です。

半年~1年間の間隔をあけて骨量測定を行えば、実際にその間の自分の骨の変化が分かり「今回も引き続き骨量が減少しているか?」「今までの生活でだいじょうぶなのか?」を判断することができます。各年代で骨の状態を把握することで、食生活や、運動などの生活上の注意を行った予防、あるいは早期治療がはじめられます。

X線透視検査

X線を用いて食道や胃、腸等の消化器や骨、関節等を透視し、その様子をリアルタイムにTVモニターで観察しながら画像を撮影する検査です。上部消化管検診をはじめ、各種透視検査及び造影検査を行っています。

上部消化管造影検査の流れ

胃を膨らませるお薬(炭酸ガスの出る粉薬)を少量の水で飲んで頂きます。「げっぷ」が出やすくなりますが、胃袋がしぼんでしまいますので「げっぷ」は検査終了までできるだけ我慢してください。

骨密度測定装置

検査中は放射線技師の指示に従ってバリウムを飲んで頂き、検査を行います。バリウムを胃の壁に良く付着させるために、検査台の上で何度も体を傾けたり回転していただきます。バリウムの付着が十分でないと、小さな病変が見えない場合がありますのでご協力ください。

骨密度測定装置

検査終了後、バリウムは便として排泄されます。排泄を促すために下剤をお渡しします。

上部消化管造影検査の注意事項

【検査前日】

【検査当日】

【検査終了後】

胃造影 食道造影
胃造影 食道造影
注腸検査(大腸造影) 横行結腸~下行結腸 大腸がん
注腸検査(大腸造影) 横行結腸~下行結腸 大腸がん
ERCP  
ERCP  
ERCP

ERCPとは、内視鏡的逆行性胆道膵管造影Endoscopic Retrograde Cholangio Pancreatographyの略で、内視鏡を十二指腸まで挿入し、十二指腸乳頭部から、細い管を使って胆管と膵管に造影剤を入れ、レントゲン撮影を行う検査です。

様々な角度で撮影を行い、結石などがある場合はより鮮明に描出するために圧迫して、撮影をすることがあります。

主に、胆管がん、胆道がん、膵臓がん、慢性膵炎、膵管胆管合流異常症などを検査します。

肝臓EOB

肝臓EOBとは肝臓専用の造影剤を使用する検査で、小さな腫瘍まで的確に診断する事が可能です。

頭部MRA検査

頭部の血管の様子を立体画像化する検査が、頭部MRA(磁気共鳴血管造影)検査です。この検査では、頭部の血管を3Dで映し出す事により様々な角度で脳動脈瘤などの疾患を検査する事が可能です。

骨塩定量検査

一般的に骨密度検査と言われる検査です。骨のカルシウムやミネラル成分を測定する事で骨粗鬆症の度合を検査します。

医師紹介

放射線診断科部長 真野 勇
no photo
出身校 北海道大 (昭和45年卒)
専門領域 画像診断 
認定医・専門医 医学博士
日本医学放射線学会放射線科専門医
放射線診断科部長 佐藤 眞明
no photo
出身校 東京医科歯科大 (昭和61年卒)
専門領域 画像診断、血管造影、IVR
認定医・専門医 医学博士
日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本IVR学会IVR専門医
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会マンモグラフィ読影認定
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