日本人の三大死因として悪名高い悪性新生物(がん)。
私達は総合病院としてのメリットを活かし、がん治療単独病院では治療が難しい合併症を抱えた患者さまに対する治療を積極的に行い、地域から"がん難民"を出さない事を目標としています。
鎌ケ谷総合病院では平成23年4月、最新のリニアック装置を導入し放射線治療科を開設いたしました。今日の放射線治療は飛躍的な進歩を遂げ、高精度で患者さまに優しい治療を定位教できるようになった事で、手術や抗がん剤との併用が標準的治療となり、また、痛みなどの症状を軽減させる緩和的治療も含め、がん治療に必要不可欠な存在となりました。


放射線治療装置リニアックとは?
放射線治療装置(リニアック)は、X線や電子線などの高エネルギーの放射線を体の外からピンポイント照射する事で がんを治療する装置です。また、この装置の汎用性は極めて高く、体のどの部位にも使用する事が出来ます。
リニアックの特徴
体の外から放射線を照射して治療を行うだけでなく、腫瘍をピンポイントで治療する事で正常組織へのダメージを 最小限に抑える事が可能なため、身体への負担が非常に少ないのが特徴です。
放射線治療装置(リニアック) : Elekta Synergy Platform
照射可能な放射線のエネルギーが、エックス線(6,10,15Mev)と幅広い為、治療部位に最適な設定ができます。10mm幅
40対のマルチリーフコリメータで40×40cmまでの照射野で腫瘍の形にフィットした最適な形状の放射線ビームを照射可能です。
つまり、正常な細胞を傷つけることなく放射線を治療部位に照射する事ができるという事です。

治療計画用CT : 東芝 Aquilion LB

通常のCT撮影とは違い、放射線治療の計画を立てるために放射線治療時と同じ体位、同じ器具を使って撮影を行います。
そうする事で、より精密な検査データを得る事が可能です。この検査では、専用の16列マルチスライスCTを使用して検査を行います。
3次元放射線治療計画装置:日立 Pinnacle3
3次元放射線治療計画装置は放射線治療の頭脳となる装置です。
CT装置から送られた画像に、病変部や危険臓器(放射線に弱く、照射すべきでない領域)を登録する事で、危険臓器を避けつつ、病変部には最適な放射線照射を行う条件をリニアックに転送します。

呼吸モニタリング装置 : APEX abches digital
肺がんなどの呼吸性移動を伴う患部でも、この装置を使用することにより、正確な呼吸コントロール下で放射線照射を行う事が可能です。
※呼吸性移動…呼吸により肺などの臓器が動く事。

放射線治療科部長 吉田 次男

| 出身校 | 筑波大 (昭和61年卒) |
|---|---|
| 専門領域 | 放射線治療全般 |
| 認定医・専門医 | 日本放射線腫瘍学会放射線治療専門医 日本医学放射線学会放射線科専門医 |










