呼吸器外科Thoracic surgery

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意外と多い自然気胸

皆さんは「自然気胸」をご存じでしょうか? 一言で言うと気胸とは「肺のパンク」です。
つまり自然気胸とは、気がつかないうちに、何かの理由で肺に穴が空き、肺から空気がもれて肺が縮んでしまう病気なのです。
自然気胸の半数は高校生などの成長期に起こります。

受験や就職などが気になります。

また、忙しく働いている社会人も、早い社会復帰を望まれるでしょう。

入院期間が短くなり、再発率も低下する手術は治療として最適と考えます。

当科では各科と連携し、入院から最短の日数で臨時手術を行う体制を整えました。専門医が対応し、早い社会復帰をお手伝いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然気胸の症状は?

自然気胸の典型的な症状は次のようなものです。但し、症状の強さは患者さんにより異なります。

  • 今までと違う胸の違和感がつづく
  • 突然の胸の痛み
  • 突然の呼吸困難感・・・など

 

自然気胸の手術

自然気胸の手術は大きく分けて2種類があります。

①保存的治療

胸に管を入れて空気を抜き、穴の自然治癒を待ちます。

保存的治療が無効な場合は手術治療を行います。

②手術治療

空気漏れの原因になった病変を見つけて処置をします。

手術は胸腔鏡で行います。
手術時間は最短で30分程度です。詳しくは専門医にお尋ねください。

 

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