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認定看護ニュース5号 手術室で活躍する手術室看護師とは?

2023.04.27

手術室看護師の役割

ひと口に看護師といっても、担当する外来、手術室、入院病棟、入退院支援と活躍の場は様々です。今回は手術看護師認定看護師が当院の周術期看護を紹介致します。

私たち手術室看護師は、周術期(術前、術中、術後の期間のこと)を通して、患者さんやご家族の皆様のケア、支援を行っています。

 

手術前(術前)

患者さんの手術中の様子を予測し、安全に手術が受けられるよう、手術に必要な機器や手術室の準備を行います。

そのため、手術室看護師は、術前に麻酔科外来で患者さんやご家族の方とお会いし、手術に必要な情報や心配なことなどお話を伺っています。

 

手術当日

手術を受ける多くの患者さんは緊張や不安があります。

手術室看護師は、患者さんの緊張や不安が少しでも軽減するよう、手術室へ入る時から側にいます。手術中は、事前に得た患者さんの情報から、体温の調節、長時間の同じ体位による皮膚トラブルや神経障害の防止など、様々な看護を行います。また、手術チームの一員として外科医、麻酔科医などと協力し、手術の進行をサポートしています。

 

手術終了後

手術からの回復に必要な手術中の情報を病棟や外来の看護師に申し送りをします。

手術室看護師は、病棟・外来看護師と協働し質の高い看護が継続できるように連携を図っています。
手術看護認定看護師としては、麻酔科医・薬剤師・診療看護師・特定行為看護師と協働し、術後疼痛管理チーム(APS)として回診を行っております。

手術後に「痛い」「気持ち悪い」などの症状があった場合は「術後疼痛管理チーム」がサポートさせていただきますので、主治医もしくは病棟看護師にご相談下さい。

 

私たち手術室看護師には、手術を受けられる患者さんやご家族を支える大きな役割があります。

手術に関して困っていることなど、手術室看護師へお気軽にご相談ください。

 

 

患者さんやご家族の皆様が、手術を受けるご自身の姿をイメージできることが、治療においては最も重要です。
私たち手術室看護師も患者さんに寄り添い、退院するまでのサポートをさせて頂きたいと思います。