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認定看護ニュース第11号 認知症とせん妄~違いと対処方法~

2024.03.26

今回は認知症看護認定看護師から、認知症せん妄の違い」について解説します。

 

「入院したら、認知症が急に悪化した。」

「入院して家に帰ってきたら認知症になっていた。」

などというご家族様の言葉を聞くことがあります。

ですが、それは本当に認知症なのでしょうか?

 

もちろん本当に認知症が悪化している場合もあります。

しかし、もうひとつ考えなければいけないのがせん妄の可能性です。

せん妄は認知症と同じような症状が出るため間違えられやすいですが、適切な対応をすることで治ります。

ではどのようにして見分けることができるのでしょうか?

その2つの違いについてご説明します。

 

認知症とせん妄の違い

 

表を見て頂くだけでも異なる病気であることをご理解していただけると思います。

では違いが分かった所で次に対処法についてご説明致します。

せん妄の対処法 認知症の対処法
内服

基本的にはなし

※場合により一時的に向精神病薬などを使用することもあり

抗認知症薬
言葉かけ 静かに低いトーンで話しかける 聞き取りやすい言葉で話かける

生活リズム

昼夜のリズムを整えることが一番の対策

※朝起きたら日の光を浴びるなど

基本的には個人の生活リズムを尊重するが昼夜逆転は避ける
食生活 アルコールはせん妄を悪化させるため、せん妄発症時は禁止 基本的には規制はないが、生活習慣病は認知症の悪化につながるため、規則正しい食生活が望ましい

以上がワンポイント対処法になります。

少しでもお役に立てて頂けると幸いです。

 

患者さまとご家族さまへ

一番忘れてはいけないことは

病気を発症しているご本人が

一番つらい思いや悲しい思いをしている

ということです。

 

 

 

 

一番近くにいらっしゃるご家族さまが一番の支えであり、理解者となっていきます。

少しでも早くせん妄が治るように。また、認知症の方が住み慣れた場所で生活が続けられることを願っています。

何かお困りのことがあればご相談下さい。