呼吸器内科Respiratory

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呼吸器内科では、気管・気管支・肺に関わるさまざまな病気の診療を行っています。

人は一日に約1万リットルもの空気を肺に取り込み、酸素を取り入れ二酸化炭素を排出しています。

この重要なガス交換を担っているのが肺であり、わずか0.2μmという非常に薄い膜で構成された肺胞という構造がそれを可能にしています。

この繊細な構造が損なわれると、呼吸に関わるさまざまなトラブルが生じます。

咳、痰、息切れ、呼吸困難などの症状の原因を丁寧に調べ、病態に合った治療を提供していますので、ご不安な症状がある場合は、呼吸器内科をご受診下さい。

主な対象疾患

  • 気管支喘息
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 間質性肺炎
  • 肺炎
  • 肺非結核性抗酸菌症
  • 肺がん など

 

気管支喘息

気道のアレルギー性炎症により、咳や喘鳴、息苦しさを繰り返す病気です。吸入ステロイドなどで症状をコントロールします。重症例では生物学的製剤も使用します。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

主に喫煙によって肺に慢性の障害が起こる病気で、息切れや咳・痰が続きます。禁煙が重要で、吸入薬や在宅酸素療法などで治療します。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に呼吸が止まる・浅くなることで深い眠りが妨げられ、日中の強い眠気や集中力の低下をきたします。夜間に何度も目が覚める、いびきが大きいといった症状にも注意が必要です。

放置すると高血圧や心血管疾患のリスクが高まります。検査やCPAP(持続陽圧呼吸療法)などによる治療が行われます。

間質性肺炎

肺の組織の一部である「間質」に炎症や線維化が起こる病気です。息切れや咳などの症状が進行することがあります。診断には画像検査などを行い、原因に応じてステロイドや抗線維化薬を使用します。

肺炎

細菌、真菌、ウイルスなどの病原体によって肺に炎症がおこる病気です。病原体により抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬などで治療をします。

肺非結核性抗酸菌症

土や水に含まれる抗酸菌による肺の感染症で、咳や痰が長引く方にみられます。診断には喀痰検査や気管支鏡検査が必要で、複数の抗菌薬による治療を行います。

肺がん

進行肺がんは、主に内科で薬物治療を行います。また必要に応じ、放射線治療単独または薬物療法と組み合わせた治療を行います。痛みなどの苦痛があれば、緩和治療を早期から行います。

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